「せんせい」の詩
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世界に、立つ
あの子は、だれかのために、立っているのではない。ただ、自分の足で、自分の場所に、立っている。教えたのではない。育てたのでもない。その子は、はじめから、その子として、世界に向かって立っている。
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銀河鉄道の夜のこと
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が、好きだ。何度も、何度も読んだ。読むたびに、切ない。でも、その切なさのなかに、いつも、こどものゆたかな「生」を感じる。悲しいのに、どこかあたたかい。そういう不思議な読後感が、ずっと残る物語だ。
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そらを みあげて
きみが そらを みてたからぼくも そらを みた なんにも ないのにこころが ふわっと うごいた きみと そらがなにか はなしてた
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ゆだねることで
つかもうとすれば にげていくまとめようとすれば ちらばっていく こどもたちは 風のようきまったかたちに おさまらない おとなは ときどき こわくなるうまくいかないと おもってしまう だから ぎゅっとにぎってしまう声を大き
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ことばのない おくりもの
なんにも いわなくてもそばにいるだけで うれしいときがある はなしをしない そのしずけさがまるで やさしい てがみみたいにこころに ふれてくる ことばが ないからたいせつなことが きこえる きみの ひとみかすかな いきを
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〔詩〕なくなるって、ふしぎだね
きのうのことが きょうにはないでも こころのなかに のこってる おもちゃを なくして さみしくなったでも そのとき 「たいせつ」ってことを おぼえた だれかとけんかして ことばがなくなったでも あとで 「ごめんね」が う
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〔詩〕その子は もう
その子は まだ ことばをもたないけれどだまって 風のかたむきを知っている 朝の光のなかで すこしうつむきぬれた葉っぱを 一枚 ひろいあげた 大人の目には 遊びにしか見えないそれがその子の「いま」すべてだった かけがえのな