プロフィール

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SENSEI NO SHIGOTO

教室で子どもたちと過ごしてきた日々のなかで、考えたことを書いています。ゆっくり、ひとつずつ。

世界に、立つ

あの子は
だれかのために
立っているのではない

ほめられるために
でもない

ただ
自分の足で
自分の場所に

立っている

空を見る
その目は
だれの目でもない

風にふれる
その手は
その子だけの手

小さな胸のなかで
なにかが
たしかに
うごいている

教えたのではない
育てたのでもない

その子は
はじめから
その子として

世界に
向かって
立っている

ぼくは
ただ
となりで見ている

分かりきれない
そのよこがおを

かけがえのない
一人の
「きみ」を

きみは
きみとして
そこに立っている

それだけで
もう
世界は
ゆたかだ